不    眠

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 これは、利用頻度が高いと思い「独り言」から「用語集」へ昇格したのもです。何か悩みがあると、睡眠に障害が出てくることも症状の一つとして多いようです。イライラしても、落ち込んでも、体の調子が悪くても眠りにくくなってしまいます。イメージ的には、興奮したときに眠れなくなる気がしますが、人は気持ちが沈んだ時にも眠れなくなってしまうようです。サンプル人数が少ないので一般的に当てはめることは出来ませんが、私が講演をしたある会社でのアンケートでは、落ち込んで眠れないと言う人は、イライラして眠れないと言う人の2倍ほどいました。
 読売新聞の2002年9月7日の記事に「安眠を求めて」というものがありました。そこで紹介されていた、国に研究班の発行した「睡眠障害の対応と治療ガイドライン」の「中核となるぐっすり眠るための十二の指針」を紹介します。

「@睡眠時間は人それぞれ。日中に出る眠気で困らなければ十分。
 A刺激物をさけ、眠る前には自分なりのリラックス法。
 B眠たくなってから床に就く。就寝時刻にこだわりすぎない。
 C同じ時刻に毎日起床。
 D光の利用でよい睡眠(目が覚めたら日光を取り入れ、夜は明るすぎない照明を)
 E規則正しい3度の食事。
 F昼寝をするなら15時前の20〜30分間。
 G眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに。
 H睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意。
 I十分眠っていても日中の眠気が強いときは専門医に。
 J睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと。
 K睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全。                 」

 Gの眠りが浅いときは遅寝をするというのは盲点かもしれません。眠れなければ眠れないほど、どうしても早く寝なくちゃと思いがちです。一言で不眠と言っても、その原因は様々です。不眠のためつらいと思ったら医師にかかることになりますが、「患者の話をあまり聞かずに、安易に睡眠薬を出す医師がいる。もっと患者と話し合って」と同記事中の医師の言葉があります。 寝入りが悪い、眠りが浅く夜中に起きてしまう、長い時間眠れないなどの、不眠の型を知らせ、患者側としても、どうしてこの薬が出るのか、服薬することによって何に効いて、そして副作用など気をつけることはあるのか等、納得のいく説明を受けるという心構えが必要です。そして、納得がいったのなら決められた量や時間などを守り服薬し、その途中経過も遠慮せずに医師と話し合っていくことが大切です。それにプラス、心理面でのアプローチが必要である場合は並行して心理療法を行うことも大切な要素です。

 症状も薬や心理療法の効果も副作用も人によりさまざまです。医師やカウンセラーと信頼関係を築き、些細なことでも話し合える雰囲気を作っていくことは、どちらの側も努力が必要になると思います。
 それぞれが自分の力を自覚し、相手の力を認めていく必要があります無能で何も出来ない人なんていないのですから。

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